コウドウをカタチに

考えるだけではなく行動するために

残業は「悪」という働き方改革

「ドローンで残業社員に退社を・・・」というタイトルにつられて見てみたが、
どうしても働き方改革は「残業」を「悪」としたいのだろう。

www3.nhk.or.jp

確かに遅くまで働くことで負担が生じているケースもある。
でも、それはすべてにおいてそうだろうか。

日本で働く人の意識が単純に残業はダメなものだということになってしまったら、
意欲的に働く人はいなくならないだろうか。そうなった時に果たしてこの国はうまくいくのだろうか。

記事の極めつけは

「ドローンの飛行音はうるさいので、退社をしなければならないという雰囲気作りに活用できると考えた。働き方改革を進める企業にサービスを提供したい」

ほう。それは、うるさいから会社じゃなくて近くのカフェか自宅で仕事をしようと推し進めるサービスだろうか。
極めつけは、そこにもAI(人工知能)で誰が残業しているのかを洗い出す・・・
犯人を見つけるようなシステムを会社が導入して、気持ちよく働けるのだろうか。
自分だったら、そんなシステムを導入する会社は、すぐに辞めるだろう。
なぜなら、将来性があるとは思えない。

手段だけにとらわれて本当の目的が見えておらず、間違った方向に進んでいるように感じる。
まぁ、改革は目的じゃなく、真新しい事やったら話題になるかなというくらいの浅い考えかもしれないが。

働くことは悪いことではない。

でも自分の許容量を超えて働きすぎることは良いことではない。

そういった早く帰れない(負担を感じている)人たちが、
どんな業務負担があるのかをしっかりと社内調査して、
個々にサポートしてやる体制を作ることがドローンを導入するよりも必要に感じる。

早く帰ってもいい雰囲気。
会社を信頼できる仕組みづくり。
そういったところが必要にも感じます。

「今日頑張って、明日早く帰る」っていうのも
働き方の改善になっているように感じます。
自由な働き方ができる。というのは一つの働き方の改革なような気がします。

自由な働き方には「信頼」「信用」というキーワードがポイントだと感じます。
会社に対して、社員同士、経営陣、上司、それぞれに信頼・信用があってこそ、働き方はうまく回るのではないだろうか。一部で不信感が生じると軋轢が生じてきて、結局業務もうまくいかなくなり残業も増えてくるように感じます。

残業しないようにするには、経営陣だけでなく従業員の各個人の努力も必要だけど、昔ながらの日本人固有の価値観も変革する必要があるかもしれません。

業態ごとに改善方法は異なると同じように個人個人でも働きやすいと感じる状況は個人差はある。


しかし根本的なものは、単に「残業」という行為にだけ目を向けるのではなく「人」に目を向けて、何が必要なのかを見極めることが働き方の改革につながるのではないだろうか。

 

残業をなくし続けて、人材も流出し、業績も悪化したら結局、働き方改革どころじゃなくなるのではない。
そうなった時にしわ寄せがくるのは、無理やり早く帰らされた社員なのだから。

 

残業を「悪」だと決めつければ、目的もはっきりするので成果も見えやすいだろう。
もちろん少なくするという意義はあると思う。
ただ意味ある残業や意欲ある社員のやる気までも根こそぎ持っていくような改革はいささか不安を覚える。
本来の改革の意味をもっと詰めて社会全体に共有した上で対策を講じるべきだと感じます。