コウドウをカタチに

考えるだけではなく行動するために

天皇陛下の生前退位から見る日本の仕事観

天皇陛下の生前退位の問題がずっと取り上げられていますが、普通に考えて82歳のご老人が日本各地を飛び回ったり、海外に行ったりと公務という名の「仕事」をされているのには、本当に頭が下がる思いです。

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この記事を読んで、最初に思ったのは、今いろいろと話題になっているブラック企業という名の仕事で人を浪費させる事についてです。
日本の象徴でもある天皇陛下でも、80歳を超えてなお、仕事を減らすことができない。という理由があがるのは、この国のダメなところを露呈しているように思える。

宮内庁は、天皇陛下の退位などを検討する政府の有識者会議の議論には関与しない立場をとる中で、「天皇陛下の公務は客観的な状況によって必然的に増えている」と説明し、天皇陛下の公務を大幅に減らすことは難しく、背景を国民に理解してもらいたいとしています。 

 この言葉、「仕事量は増えているけど、あの人しかできないから、80歳を超えてはいるけどみんな理解して。」と言っているようなもので、退位を承認するかしないかは極論で、まずは仕事量を減せるかどうかという点を考える必要もあるのではないでしょうか。
国民も諸外国の方もそういった状況が理解できるものがあれば、状況も変わってくるのではないでしょうか。

とはいえ、国事であれば、特に海外での行事に関しては優先順位がつけにくいものも多くあると思います。(この国に行ったのに、あの国には行かないなど)
であれば、国内行事に関しては、そこを逆に国民の理解を得て公務を減らすなどの努力も国として必要になってくるのではないでしょうか。

病気もされて、なお仕事は減らすことはできないという状況では、お体への負担は相当なものだと思います。

一般的な仕事でもそうですが、その人しかできない仕事は実際存在するとは思いますが、割り振れる仕事もきっと存在するはずです。

日本の象徴が一番の重労働を強いられているという事であれば、その働き方が日本としての象徴としてイメージされることは対外的に見ても良い事とは思いませんし、そういった古い習わしを変えていくことが、今社会問題になっている働き方の変化にもつながっていくのではないかと思います。

私が影響できる範囲ではないので、完全に個人的な意見にとどまりますが、対外的にも恥ずかしくない働き方を示すという意味でも天皇陛下の仕事量の事だけでも、これに関係している人たちは解決できるように行動すべきと感じます。