コウドウをカタチに

考えるだけではなく行動するために

電通の22時全館消灯。について考える

電通の過労死の問題から労働時間の上限引き下げの対策で「22時全館消灯」というものが発表され、実施された昨日の様子を今日、朝ニュースでやっていた。
完全に個人的な意見なので、もし読まれた方がいて不快な気分になってしまったら申し訳ございません。

 

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 私自身もWEB関係の制作の仕事をしていて、会社で残業に明け暮れる日々が続いたときに会社全体で業務改善の一環んとして、今回実施された「22時に帰宅する」「週の決まった1日は時間を決めて残業せずに帰る」など【時間】による縛りを設けて、実施してみたことがある。
「請け負いの仕事(受託案件)」は、自社のサービスではないだけに自分たちが働き方をごり押しできるわけでもなく、結局のところなし崩しになってしまったのを覚えている。小さい会社だったけども他の対策をしない限りは、なかなか改善というには時間がかかりそうだ。

1.売り上げの最大値を決めて、バランスを保つことも意識する

経営者が考える売り上げの目標、部署のリーダーが考える売り上げの目標、個人の持つ売り上げの目標、これがバラバラでは仕事が来たら請け、来たら請ける、という終わりのない不毛の業務体制が仕上がります。経営者としては利益の最大化を図るのが目的として、正直現場は見えてないので、部署のリーダーなどが率先んして意見がいえるような体制が会社としても必要と感じます。
ただその「リーダー」といわれるはずの人たちが「リーダー」じゃない場合が結構多いとは思うので、そこもひとつ問題だと感じます。
※職場でいじめとかして会社にとっても自分にとっても何の得があるのか正直自分には理解できないので(過去の上司もそういうことに時間を使っていたので不可解でした)

ただ売り上げの目標が個人個人がイメージできないような数値だと、それはもう目標ではなくなるので、そのあたりは目標の立て方や目標に対する考え方などが十分に理解できるような説明が経営者やリーダーには必要です。
※去年が2億の売り上げだったのに、今年は10億にしようだけで、後は頑張ってみたいな説明は意味がない

2.客様の意識を一緒に変える

 あれこれもやる「便利屋」になるのではなく、パートナーとして助けてあげるべき時は、時間をおしてでも助けてあげることで信頼関係を結び、考え方を共有していくことで、仕事を依頼されるお客様も理解していただけるのではないかと思います。
ただ考え方の合わないお客様もいるので、その場合は制作の案件自体も相性が悪いので、長期化して赤字になる可能性もあるので、いっその事断るということも検討してもよい気はします。
会社の方針だからということで、夜遅くに対応できないようになるなど、お客様への理解がとても重要に感じます。

 

3.断る

お客様からいただく仕事で無理なものは断る勇気が必要だと感じます。 特に制作系の仕事では無理にやることでクオリティも落ちて、結果会社の信頼を損なう危険もあると考えます。
また電通のような代理店に対しても担当者が参ってしまって、担当が変わるケースが仕事をしていてもよくあるので、無理な場合は、断ることもひとつ重要だと考えます。
その場合は、断り方が大事です。
無理なものであればこの程度であればできるという方法やこの方法で対応すれば間に合うなど自社でできることを精査した上で”誠意をもって断る”ことが必要だと考えます。

4.当たり前をなくす

残業が一般化すると残業ありきで物事を考えるので、スケジュールの立て方がかなりタイトなものになってしまいます。
これが染みついていると結構面倒でどうしてもタイトなスケジュールになってしまいます。
これは自分で仕事を進めることができる人は特にこの傾向がみられるのではないでしょうか。
時間に対して、しっかりと算段をして、予定よりも少し多めにスケジュールを組みながら前倒しで作業するという事が必要だと感じます。
また他の会社がこうだからといって、それに流されないことも重要だと思います。
時間が短縮された分、自分自身がやっていたことを人に任せるという事においてもこれまでは当たり前にやっていたことを委託するという行為も検討することが必要になってくるのではないでしょうか。



とはいえ、会社に所属している以上、大きな会社だと特に個人の意思決定は小さいものになり1~3なんて到底実施できない気はします。
と考えると結局のところ働いている自分自身が守るすべを考えていくことも必要だという事だと感じます。
客観的に見れば「辞めたらいいのに」と思うけども、実際中にいるとそう簡単なものではありません。
辞めるにも勇気と決断力が必要です。
疲弊しきっている状態で、その「勇気」と「決断力」が果たして残っているのかという気がします。

ストレス解消の手段を見つけておくことで、激務だとしても心が助かることもあるのではないかと感じます。
相談や愚痴を聞いてもらえて共感してもらえる存在がいることだけでも自身の気持ちも整理することができるのではないでしょうか。

話が膨らんでしましましたが、 今回の時間制限というのは、問題解決を提供する電通が考える施策としては結構普通だなと思いました。でもこれがきちんと実現できるのであればさすが電通だなとも思います。
特に制作関連の仕事は、どこでも仕事ができて、どこからでも連絡が来るので、家に持ち帰る、もしくは、どこか別のスペースで仕事することになり、それが結果業務上では見えないところで発生してしまい、管理外ということで会社は逃げることができる。残業も出ないので、社員にとっては経済的な負担も大きいので問題が広がりそうです。
そんな事がなければいいなと。

とはいえ、これで早く帰れたり、会社の方針だからということをきちんと言えるようになれば、徐々に変わっていくことができる気はします。
電通全体が悪ではなく、いろんな会社のためになっているところなど良い部分もあるので、一概に電通が悪みたいな風潮はよくないなと感じます。
でも、しっかりと会社として取り組まない限りは、問題は棚上げされて何年か後、いや数か月で元の状態に戻ってしまうのではないでしょうか。

犠牲をもって変えざるを得ない状態になるのではなく、犠牲者が出る前に変われる組織になれるように他人事ではなく、それぞれが意識して行動していく必要があるのではないでしょうか。