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コウドウをカタチに

考えるだけではなく行動するために

断ることは悪いことではない

日本人は特に「断る」という点においてはできない人が多い。
昔から「Noといえない日本人」とはよく言ったもので、
最近は比較的考え方も変化していると思うが、本質的には大きくは変わってないと思う。

それは個人の問題でもあるが、組織の問題も大いにある。
個人がNoと言えないのは、組織がそれを言いづらい環境にしているからであり、
実際、Noといえば降格につながったり減給につながったりと冷遇を受ける可能性があるので、
無理に「やります」と言ってしまい過酷な残業や仕事が炎上してしまうケースもあると思う。
目先の利益ばかり見て、会社はそれが会社にとって本当に良いことか考えてもらいたい。
※自身の経験上、Webの業界に特化はします。またちゃんとできる人がいるのも理解しているので悪しからず。

断ることは悪なのか?

断るという行為はなかなか簡単に判断できるものではない。
せっかく頼ってきて相談してくれているのに断るのは断腸の思いである。

ただすごい忙しくてリソースが確保できない状態で仕事を受けるとどうなるかを考えてみます。
自分の経験として主には3つの影響があるのではないかと考えています。

1.スケジュール(納期)の遅れ

複数の案件をかかえると作業的な絶対的なリソースが足りなくてスケジュールの遅れが発生する可能性が高い。
スケジュールの遅れはお客様にとっても大きな信頼を落とす結果になりかねないしトラブルの大きな要素なので、納期が遅れてしまうのであれば、受けない方がよいと思います。

2.質(クオリティ)が落ちる

クリエイターとしては、ここが一番考えてしまうとこではないでしょうか。
ある程度経験値が付けば比較的作業もルーティン化してしまうところはあります。(プログラムのコードやデザインなども)
しかしクリエイターとして、やはり自身の成長につながることや新しいものを取り入れたいという気持ちはあると思います。
時間的な余裕がないとそこにも配慮できないために確認やブラッシュアップができずにお客様へ提供するものへプラスアルファの売りとなる要素が提供できなくなるのは長い目で見てデメリットと感じる。

3.精神的なダメージが残る

スケジュールの遅れやクオリティ(質)を落とさない努力を無理して続けるためには時間をかけるしかないので残業が続きます。
ここで言う残業は一般企業の残業とは異なります。残業となると夜中の2時、3時、朝方までやることもあります。
そうした状況を続けると結局、健康面だけではなく精神的な面で影響を受けてしまい、うつ病になったりしてしまうケースも多々あり、そうなってしまうと頑張ってやっていたこともすべて無になります。

どうしたら解決できるのか?

1つお客様との信頼関係を築くことが重要だと思います。
そして正直に状況を話して、確実な方法を提示することだと思います。
それでも自身で対応できないようであれば、他で対応してもらうようにするなどして、
今回はチャンスを逃すことになるが、そうすることで次にちゃんとした仕事ができると考えてはどうでしょうか。

「プロ」として仕事をしているので、自分の中での一定の水準がこなせないようであれば、
「断る」ということも「プロ」の仕事だと思います。

お客様は神様といいますが、そうではないと思います。
あくまで対価を払ってもらって対応するので、同等です。
お金を払っているからと強気にでるような担当者とは結果うまくいかないと思うので、
そこに時間をかけるより別の案件を対応した方が個人のため会社のためです。

ここで難しいのは自身の成長のためにチャレンジを課すという点では少し無理してやるということはありだと思いますが、無理をしすぎて取り返しのつかない事になる前に一度考えて受けるか受けないかを判断した方がよいと思います。

結果として「迷惑をかけない」ということを前提にチャレンジをしながら、
「断る」ということも意識して仕事をしてみても良いのではないでしょうか。

いきなり全部やろうというのは難しいと思うので、
自分自身がつぶれる前に少しづつ意識して行動に移してみてください。